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2011年1月18日 (火)

平成23年震災消防演習    平成23年1月16日

 川口市内の朝方、場所によっては雪が降りましたが、非常に寒い中、好天に恵まれ、荒川の三領グランドにおいて川口市震災消防総合演習に参加しました。

Dscf1837 【演習の目的】

 平成7年1月17日未明に発生した「阪神・淡路大震災」や、これまで国内各地で起こった地震等による災害を教訓に、平成8年からこの消防演習を実施しています。(阪神・淡路大震災から16年目となります。)

                                                                                        

【演習想定】

 「平成23年1月16日の午前10時頃、東京湾北部を震源とする直下型地震が発生した。地震の規模はマグニチュード7.3と推定され、川口市は震度6強を記録し、市内いたるところで建物が倒壊したほか、列車の脱線事故も発生して、多くの負傷者が出ている。」との想定で、訓練を実施します。

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【演習概要】

1 街区延焼阻止訓練

  隣接街区に火災が同時多発したとの想定で、延焼阻止を主眼とした大規模放水訓練を展開します。

2 PA連携訓練

  消防隊(Pumper)と救急隊(Ambulance)が協力して行う活動を、その頭文字を取って「PA連携」と呼んでいます。「119番通報をして救急車を呼んだのに、赤い消防ポンプ車が来てびっくりした。」ということがありますが、119番通報の状況から、急を要する救護が必要と判断した場合や、救急車の到着が遅れることが予想される場合は、救急隊員の資格を持った消防隊員が乗車した消防隊が出場して、載積しているAED(自動体外式除細動器)などにより、救出・救護を行っています。

3 倒壊建物・列車対応救出訓練

  座屈した4階建てビルディング内、及び地震により脱線した列車が建物内に突っ込み、多数の要救助者が建物や列車内に取り残されているとの想定で、消防署隊・消防団体による救出訓練を展開します。

4 CSR(シーエスアール)訓練

 Confined Space Rescueの略で、「瓦礫の下の救助」と呼ばれ、倒壊した建物などに閉じ込められた傷病者に対し、救助活動の時点から現場で展開する「医療活動」で、災害派遣医療チーム(DMAT隊)と連携した救出救護訓練を実施します。

5 現場救護所訓練(多数傷病者救護対応)

  地震により倒壊建物や脱線した列車から救出された多数の傷病者を、現場救護所でトリアージを実施して、CSR訓練と併せてDMAT隊の救護を受けて、後方医療機関に搬送するもので、軽症者にあっては、警察署のパトロールカーの先導により、輸送車で傷病者搬送を展開します。

6 震災用資機材切断訓練

  本市消防団が保有する震災資機材の点検を兼ねて、倒壊

家屋等の瓦礫除去作業に有効なチェーンソーを使用した切断訓練を展開するものです。

7 炊き出し訓練

  被災者に食糧等の提供を行うために、川口市地域防災計画に基づき、埼玉県LPガス協会川口支部に応援を要請し、炊き出し訓練を展開します。炊き出した非常食は、来場者に配布します。

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 自助、共助、公助のご理解を1人でも多くの市民に知っていただき、今、大地震がいつ起きてもおかしくないと言われております。

 自由民主党川口支部は危機管理問題にも積極的に取り組んでまいります。               

                                        

                                by Yoshida